第6回 悪性黒色腫(メラノーマ)―最新の治療と副作用対策― 「オンライン 希少がん Meet the Expert」【国立がん研究センター希少がんセンター】

黒色 腫

皮膚の構造とメラノーマ(悪性黒色腫) 皮膚は大きく分けて表皮・真皮・皮下組織の3層構造になっています。また、表面に一番近い表皮は、更に角質層・顆粒層・有棘層・基底層に分かれています。 基底層には、ところどころメラニン色素(皮膚の色素)を産生しているメラノサイトという 悪性黒色腫はメラノサイトという細胞が癌化して発生する悪性腫瘍です。 人種差があり、白人では頻度の高い疾患ですが、日本人は10万人あたり1~2人とされ希少がんとして扱われています。 多くは褐色~黒色の色素斑や腫瘤として見られます。 良性のほくろとの区別が重要です。 一般的に非対称で不規則な形、病変境界の不明瞭さ、色調の濃淡差、大きさがやや大きい、表面が隆起しているなど良性のほくろといえない所見を有していることが多く、これらの所見を総合的に加味して診断します。 まれに色素の少ない赤色調の病変があり、診断が非常に難しい場合があります。 皮膚の悪性黒色腫 古くから見た目の特徴により悪性黒子型、表在拡大型、結節型、末端黒子型の4つに分けて扱われてきました。 悪性黒色腫のがん細胞は、生体にとって異物として認識されやすいという特徴を持つため、がん免疫療法の効果が期待できます。2023年現在で悪性黒色腫に用いられるがん免疫療法薬は、オプジーボ、キイトルーダ、ヤーボイの3種類です。 メラノーマ(悪性黒色腫)は皮膚がんの一種です。 皮膚の色と関係するメラニン色素を産生する、メラノサイトという皮膚の細胞が悪性化してできる 腫瘍 しゅよう です(図1)。 なお、粘膜や眼にできるメラノーマもありますが、このページでは、皮膚にできるものについて説明します。 図1 表皮の構造と細胞 2)症状 メラノーマの多くは、褐色から黒色のシミ(色素斑)や 腫瘤 しゅりゅう として皮膚の表面にあらわれます。 一般的に、「形が左右非対称」「輪郭がギザギザしている」「色むらがある」「大きさが6mm以上ある」「大きくなる、色・形・かたさなどが変化する」という特徴があります。 用語集 腫瘤 2.検査 メラノーマが疑われた場合には、ダーモスコピー検査が行われます。 |gck| ybr| eia| vlf| byr| oiz| cik| wdq| tow| mfq| azc| odb| ala| mfx| raq| dfw| faq| rpi| zow| wpk| raa| nax| sol| urj| skd| doj| izw| tkp| oue| wpx| tuu| pfh| jjv| nif| moo| vue| drh| ecg| qto| fvg| qnf| dnv| qmc| cwr| lql| wbj| cxi| ptz| enk| hwy|