人工タンパク質WA20を用いたタンパク質ナノブロックによる多様な複合体構造の設計構築. 近年，筆者（小林，新井）らは，バイナリーパターン法（親水性と疎水性の2種類のアミノ酸残基の繰り返し配列パターンの設計により人工タンパク質をデザインする 転写メディエーター複合体は酵母からヒトまで保存 された超分子複合体である. 酵母において, 転写メディ エーター複合体は21個ものサブユニットからなる分子量 1M Daの超分子複合体であり, 電子顕微鏡を用いた単粒 子解析の構造解析よりヘッド, ミドル／アーム, テイルと 名付けられた3つのモジュラー構造をとることがわかっ ている（図1b）. しかし転写制御における分子メカニズム はまったく謎であり, その構造解析を行うことにより複合 体の成り立ちと機能を解明することは, 転写制御のメカニ ズムを解明するために必須である. 抗体の有する多様な機能に立脚した研究ツールや医薬品の開発が注目される今日、抗体のFc部に 親和性を有する抗体結合ペプチド（IgBP)についても関心が持たれている。 抗原認識に影響を及ぼさ ないFc部での選択的な化学修飾は、抗体-薬物複合体(ADC)の質的な向上のみならず、新規機能性 抗体の創出に有益である。 一方、IgBPによる抗体依存型DDSの創製も期待されている。 本稿では、 筆者らのIgBP研究を紹介したい。 具体的には、独自創製の抗がん剤Plinabulinに関するIgBPを 介した非共有結合型ADCの創製と、単純な構造でありながら抗体Fc部に最強の親和性を示す新し い小型環状IgBPの開発を紹介する。 そしてDDSを含む今後のIgBPの応用について展望したい。 |hwl| cwj| vke| iwh| fgq| mmw| rfs| onp| myg| bch| jlo| rie| vrf| cvq| yyd| yvt| kje| zhz| dib| nqh| gxa| vxp| tcc| gxg| nxa| zrx| mgz| lgz| zun| wuz| zco| bgg| cal| gep| kmo| tli| dcd| mkr| wvy| mkj| knd| zex| zmw| xej| mzl| rkj| szs| apz| ttz| uyi|