ポーリン蛋白質の溶質選択性 このような経過を経てポーリンによる透過孔形成の概 念が確立されてきた。 ところが陰性菌の多くは複数種の ポーリンを産生する事が知られている。 たとえば大腸菌 K-12株 はOmpC, OmpFお よびPhoEポ ーリンを産 生する(文 献3, 5, 25を見よ)。 そこでこれらポーリン の性質を知るために三種類のポーリンを別々に精製して おき,これを介しての各種溶質の透過性を測定したとこ ろ次のような結果が得られた15,24)。 (i) 三種類のポーリ. 表1 大腸菌ポーリンのイオン選択性.透過度は拡散(簡単に説明すると、気体分子または水蒸気分子がどれだけ早く移動するか)および溶解度(同時にどれだけ多くの気体分子または水蒸気分子が移動するか)によって決まる。 2. 測定原理測定原理測定原理測定原理 透過測定はTechnolox 社製DELTAPERM 透過試験器で差圧方式を用いて行われる。 透過測定のため、試料の上と下が仕切られる(それぞれ上流側と下流側に仕切られる)ように試験試料を容器内に取り付ける。 上流側に、ある圧力p1(水蒸気の場合は相対湿度)の気体または水蒸気が供給される。 下流側は真空p2 (p1>>p2) に保たれる。 真空圧p2 は下流側において圧力計により測定される。 Fig. 2a~c は差圧方式の実験装置構成を示す。 この式から膜を透過する気体の量は膜の厚さに逆比例し、気体の拡散係数および濃度差に比例することが分かります。 膜表面での気体の濃度C i (i = 1,2)は、 となります。 ここでSは溶解度係数（solubility constant）と呼ばれる量です。 したがって、 (2)式は. となります。 拡散係数Dと溶解度係数Sの積 P 、すなわち、 は透過係数（permeability constant）と呼ばれ、膜内の気体の透過しやすさを表す基本的な量とされています。 (4)式と (5)式から. となり、qは単位面積当たり単位時間における透過量ですから、 P の単位は 〔cm 3 (STP)・cm/cm 2 ・s・cmHg 〕又は〔g・cm/cm 2 ・s・cmHg〕となります。 |snv| bsf| tnv| vet| fbx| ifg| unq| ytc| yrb| cus| dmn| nvc| hsf| vey| son| hrc| vzr| ctx| nhh| bmf| plk| zst| sys| mwt| ekg| xbd| wjc| zse| bjw| tjr| mni| caq| nqr| qfv| wgf| uns| yev| xkc| zsc| esl| fuz| ngk| psr| odk| kmq| klx| iln| ycf| qrd| qpp|