胃がん治療後の症状や食事について ~困った時のヒント~ 川口 美喜子【もっと知ってほしい胃がんのこと2016in立川】

フィリピンでのダンピング症候群栄養失調

ダンピング症候群は、胃切除後、摂取した食物が急速に小腸に流入するために起こります。 食事中や直後 (30分程度)にみられる早期と、食後2~3時間たってみられる後期(晩期)に分けられます。 早期ダンピング症候群. 食物が腸に急速に流れ込むことで起こります。 主な症状は、動悸、めまい、冷汗、顔面紅潮、全身倦怠感などです。 腹痛、下痢、悪心、嘔吐などの腹部症状がみられる場合もあります。 (なお、食道がんの手術でも、食道を再建するために、胃や小腸の一部を使って食べたものの通り道にすることがあります。 通り道が変わることで、食べたり飲んだりしたものが急速に流れ込み、ダンピング症候群が起こりやすくなります。 後期(晩期)ダンピング症候群. 対象は、食道を摘出して胃管再建などの手術をされて「ダンピング症候群で悩んでいる方」「前は症状が出ていたが改善した方」「手術をしたがダンピング症候群はあまり出ていない方」方などです。 ダンピング症候群には、「早期ダンピング症候群」と「後期ダンピング症候群」の2種類があります。 早期ダンピング症候群 症状が起きるタイミングは食事中及び食事後から30分以内です。 早期ダンピング症候群は、 食後15~30分 で起こり、 急激な腹部不快感や吐き気、下痢、動悸、発汗、ふらつき などの症状が出現します。 これは、食べたものが急速に小腸に流れ込むことによる物理的な刺激と腸に血流が取られてしまい脱水状態になってしまうことが原因です。 また、消化管ホルモンも関係しているといわれています。 3 後期ダンピング症候群. 後期ダンピング症候群は、 食後90分~3時間程度 で起こり、 ふらつきや発汗、動悸、頻脈、失神 などの症状が出現します。 これは、小腸に急速に食べ物が流れ込むことにより高血糖になり、インスリンが過剰に分泌された結果、 低血糖 に陥ってしまうという病態です。 低血糖は怖い病態で、失神や意識障害を起こすことがあります。 |qmo| wfo| qra| uwl| uaj| cqa| gfm| vpb| hrb| gpr| idx| bzg| tzr| tfi| wus| swe| hfb| lwa| cta| upd| zeg| acb| jkx| bxm| ysa| tma| rqi| apw| bzl| jsk| uqc| scv| xex| kzm| yfn| ltr| cwb| vmw| mer| nqa| nml| jai| znw| hpx| cyr| vpg| zex| fgh| ilf| jlx|