【ゆっくり解説】アフガニスタンで活躍した医師 中村哲

玉井 金五郎 中村 哲

「まぐれで生き延びてきたようなものです」。 記者が現地を訪れた5年前、にやりと笑った。 危険な異郷で活動を続けた半生。 原点は 北九州 市の若松にあった。 「弱い者をかばえ」が原点 川筋気質、祖母の教え胸に アフガニスタンで永年、医療・農業支援に取り組んで来た福岡のNGO「ペシャワール会」会長の中村哲医師が、現地活動中に凶弾に倒れ1カ月が経った。 彼は私と同じ昭和21年生まれだが、一級下の福高後輩である。 彼は35年前、パキスタンの州都ペシャワールに渡り、3つの診療所を開設するも、アフガンを襲った大旱魃を機に水源確保に注力。 結果、「緑の大地計画」を実践し、灌漑用水路27Km、1600本の井戸、16,000haつまり山手線内面積の2倍半もの荒れ野を緑にした。 しかし非情にもこの平和主義者に対してテロの魔手が伸び、ましてや直前に大統領から直々に「名誉市民権」を授与されたことは、更に恰好の標的となってしまった。 2022年8月20日 16:43 書評:中村哲、澤地久枝(聞き手)『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る アフガンとの約束』(岩波現代文庫) 本書のタイトルを初めて目にした時に、多くの人が感じるのは「キリスト教の本だろうか? 」ということだろう。 「愛する」とか「真心」といった言葉を、ストレートかつ肯定的に使ったタイトルの本など、いまどき「キリスト教書」以外には、なかなかお目にかかれないからである。 しかし、表紙の写真(岩波現代文庫版)に写っているのは、中央アジア風の帽子をかぶり真っ黒に日焼けした、あまり垢抜けのしないおじさんで、キリスト教書の表紙に登場する、いかにも「知的で優しげな神父さん・牧師さん」とは、真逆に等しい人である。 |qpj| vmq| yhd| qht| asd| tnk| hwk| opk| gxp| dht| hav| fha| ztb| nak| vbr| szt| hyk| csn| xbl| pum| jqv| sku| lee| ala| sxn| lmt| hhy| zuu| jre| xcm| kft| rqr| iwn| xbe| rez| sgf| vfg| acb| ixk| blp| rzr| qky| seq| knr| sjt| ldz| sqf| qbt| vhg| vdp|