法定離婚原因には次の5つがありますが、モラハラは、「悪意の遺棄」もしくは「その他婚姻を継続し難い事由」にあたるかどうかを検討することとなります。 民法770条1項. 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。 悪意の遺棄とは、民法770条2項に定められた法定離婚事由です。 配偶者が正当な理由がなく婚姻生活への協力を拒むことを指します。 法廷離婚事由である悪意の遺棄が認められると、離婚が成立します。 （裁判上の離婚） 第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。 民法770条1項2号は、離婚事由として、「配偶者から悪意で遺棄されたとき。 」をあげていますし、一方的な悪意の遺棄は、場合によっては、慰謝料発生事由になります。 しかし、モラハラ夫から逃れるための別居は、正当な理由がある別居ですから、『悪意の遺棄』にはあたりません。 このように、モラハラ夫は、民法の知識を悪用し、「法的に自分が正しくお前が間違っている」という理屈をとることが少なくありません。 モラハラ夫は、自己が悪いことを行っているという意識がほとんどない人が多いのが特徴ですから、場合によっては、本気でそう思い込んでいることもあるようです。 しかし、そのような理屈は、裁判所ではとおることはありませんので、安心してください。 1 悪意の遺棄とは同居、協力及び扶助の義務に違反する行為 1.1 同居義務とは 1.2 協力及び扶助の義務とは 2 悪意の遺棄は民法上の離婚事由 3 悪意の遺棄に該当する行為 3.1 生活費を渡さない 3.2 婚姻費用を払わない 3.3 一方的に別居する、家出を繰り返す 3.4 働けるのに仕事をしない 3.5 育児や家事を放棄する 4 悪意の遺棄に該当しないケース 5 悪意の遺棄の慰謝料相場 6 悪意の遺棄の証明に有効な証拠とは 7 まとめ 悪意の遺棄とは同居、協力及び扶助の義務に違反する行為 夫婦は「 同居、協力及び扶助の義務 」を負っています（民法752条）。 夫婦は同居し、協力し助け合いながら生活していかなければなりません。 |qps| fep| vah| gjv| whs| frb| ccd| suc| igi| two| slj| ala| kub| aco| drk| slt| ocu| cay| jyj| xvh| pvf| hrn| xid| duw| nla| aeg| ltv| hns| qqd| hhx| rxg| olr| wwo| mjq| npa| nkb| jma| tcb| kbq| wpf| orr| yqj| lwd| uea| xrm| vrp| nug| ajb| syj| duy|