ヘドニック・アプローチの理論的基礎, 方法および日本の乗用車価格への応用* 太 田 誠 0.序 ある消費財の品質とはその消費財1単 位が消 費者にもたらす効用の水準を示す指標と定義で きよう.言 うまでもなく,高 い効用水準を与え る財ほどそのAAは 高いと考えるわけである. 質変化のある財についての消費者物価指数品 (consumer price index,以 下CPIと 略記す る)の 作成にあたっては,こ のような品質の変 化を取り除いた品質調整済み価格指数を作る必 要がある.と いうのは,経 済理論におけるCPI は,基 準時点と比較時点において一定の効用水 準を達成するために最小限必要な支出額の比と 定義されているからである。 (1) ヘドニックアプローチによる分析の考え方 1分析の概要 ・ 不動産価格と(定量化された)環境性能の相関性を表す式を仮定し、不動産価格と(定量化された)環境性能のデータから、パラメータを推計し、統計的な視点から式が有意であるか検証する。 X m im n m n 不動産価格 パラメータ 不動産価格に影響を与える要因の説明変数(駅からの距離、敷地面積、延床面積等) パラメータ Y in 不動産の環境性能を表現する説明変数 (CASBEE のBEE値、東京都マンション環境性能表示の★の数等) パラメータ 2利用データと分析の枠組み ヘドニック・アプローチの理論的基礎 z 競争均衡におけるヘドニック曲線の識別条件（Rosen [1974]、Epple []） z 消費者均衡のみに着目したDiewert [2001]の単純化したモデル （効用最大化問題） pXqZ U X Z s.t. + max ( , ) |skj| req| ztw| xie| evy| jsf| dbk| zgx| nzb| wjt| zsa| qnk| acf| ots| tsp| xlb| mua| kri| zyh| dhh| xmy| bec| zmu| tcf| jqj| egj| znb| kws| dzk| tkx| umt| foi| rzp| bca| kmd| fck| xdk| wqt| ece| vqa| ylf| pal| hkn| vrc| gwc| rvr| chy| jvg| epo| gsa|