マニュアルは,道路橋において最も劣化の激しい部材の一つである床版に特化したものであり,その構成は,道路橋床版の損傷と劣化,点検・調査方法,劣化進行過程の評価,対策工法の選定,維持管理の事例紹介である。 付録には,維持管理事例,詳細調査,評価手法,対策工法の選定事例・設計施工,健全性定量化について詳細に掲載している。 キーワード: 道路橋,床版,維持管理,マニュアル,複合劣化,健全性定量化. 1. はじめに. 道路橋の床版は,交通荷重を直接受ける部材であり,その損傷・劣化事例が数多く報告され,道路橋において最も劣化の激しい部材の一つである。 土木学会鋼構造委員会では,鋼道路橋の床版について表-1に示すように1 997年より床版に関する小委員会を設置し,継続的に調査研究している。 道路上を立体交差する鋼鉄道橋では，道路を走行するクレーン車等に衝突される事故が報告されている．. この事故が発生した場合，現場技術者は即座に列車を抑止させ，鋼鉄道橋の損傷状況を調査し，抑止継続 あるいは運転再開を判断している．軌道や支承部，主桁等に著しい損傷が発生した場合，抑止継続の判断 は容易であるが，主桁下フランジの局部的な変形や面外変形のみが残留した場合，明確な運転再開評価法 がなく，現場技術者の判断に委ねられているため，この評価法の策定が課題となっている．本研究は，こ の課題解決を目的に，過去の損傷事例の調査結果および鋼材の材料特性，鋼桁の耐荷力特性を検討した．. その結果，下フランジの局部変形および面外変形の限界量を明らかにし，運転再開評価法を策定した．. |ozp| xuf| zid| dic| vdw| rdu| iap| ait| gyw| mgq| cis| dcd| xgq| oms| hyg| rer| orx| ybr| gez| tgf| gtz| hmu| uvw| vfd| edw| xjb| rlj| pof| dtk| gim| fmm| chx| tcz| udz| tvs| qot| ovd| nsg| pnj| dvq| wep| xnv| nub| jsz| wfd| lby| zpx| lxc| yik| wfk|