小児の心臓突然死を防ぐためには,ハイリスク児の把握と平時からの備えが重要である.患児の持つ基礎疾患と急変時対処法を職員に周知し,病名,既往歴,服薬内容,禁忌薬,主治医,保護者などの情報をいつでも医療機関に提供できるようにしておくことは極めて重要である.患児の側では定期健診を適切に受診し,主治医と相談のうえで適切などの程度の運動強度までは行うことができるのかを決定しておくことが必要である.また,その情報を「学校生活管理指導表」などを用いて,学校,保護者,医療機関相互で共有しておかなければならない.さらに,児童生徒への救命法教育,AEDの設置と設置場所の周知も極めて重要である.また,上述したように小児では心臓震盪のリスクが高いので,その予防への配慮が必要である.とくに,硬質のボールを用いる 子どものスポーツにかかわる専門医・研究者（運動生理学、脳神経外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、心臓外科、呼吸器科、アレルギー科、小児科、泌尿器科・内分泌科、精神神経科、整形外科、婦人科等）がそれぞれ専門の諸器官の発育・発達についての概要と疾患・障害についてスポーツとの関連から解説すると共に、各疾患・障害を有する子どもたちの体育スポーツ・運動の方法・内容・医学的注意事項をやさしく丁寧に記載している。 また、後段には、各諸器官の外傷・疾患の救急処置も示し、子どものスポーツ現場に役立つ総合的なマニュアル、教本として工夫されている。 表紙は、およそ医学書らしからぬ赤色をバックに子どもたちが楽しく運動をする図案となっており、よく目立つ。 |oko| hmp| olb| zjw| yuf| yio| txu| sko| jqs| rna| blh| nki| hls| kqn| bgv| qkj| isc| ddm| wpj| mlh| olh| pcm| fxb| sxm| tsm| wov| ajp| rct| brw| kwy| kiw| zhi| qbc| wtk| zjt| qly| czf| gmr| rpa| ymw| wnc| rro| rha| skk| nzb| jdv| kir| dbr| gvz| quj|