本指針は,建築鋼構造物の高力ボルト接合部に関する設計および施工の指針として1972年に制定されたもので,1983年に一度改定している.その後,本接合法に関する周辺状況もかなり変化してきているので,今回,従来の指針に加筆,修正を加えて再度改定版を刊行 高力ボルトとは 摩擦接合に使用されるボルト のことです。 厳密にいえば、摩擦接合を構成するボルトとナットと座金のセット一式を指します。 「ハイテンボルト」「ハイテン」などと呼ぶひともいます。 指しているものは同じです。 高力六角ボルト JIS B 1186 に規定される高力六角ボルト・六角ナット・平座金のセットのことです。 F10T（読み：エフジュッティ）という機械的性質を示す記号で表されます。 F：Friction（＝摩擦接合を示す） 10：引張強さ = 1000 N / m m 2 T：Tensile strength（＝引張強さ） 図_高力六角ボルト 駆け出し研修生 最 も広く使用されている高力ボルト接合は,摩 擦接合であり, この接合法についてその特徴を述べる。 この接合法は,ボ ルト軸に垂直な方向の応力を伝達する,い わゆるせん断形 式の接合法であるが,伝 達する応力を直接ボルト由で負担 するのではなく,ボルトを締め付けてボルトに大きな初期 平成14年1月23日 受付 平成14年6月10日 受理(Received On jan.23,2002;Accepted on June 10,2002) * 宇都宮大学工学部(Faculty of engineerig,Utsunmiya Unxiversity,7-1-2 Yeto Utsunomiya 321-8585) 1 高力ボルト摩擦接合は下の図のように力を伝達します。 ボルトにトルクを導入（締め付ける）とボルトに軸力Tが伝わり、その反力Tと板の摩擦係数μをかけたものが摩擦力Tμとして伝達されます。 このため、接触面全体で力を伝達するので、ボルト孔欠損による破断は少ないとされています。 このままでは、分かりにくいので、図を見てみましょう。 こちらは僕も1冊持っている鋼構造の本です。 内容が分かりやすく、学生と実務初心者にもおすすめです。 わかりやすい鉄骨の構造設計 以上のような原理で、高力ボルトの摩擦接合は行われています。 次に、摩擦接合の利点を以下に示します。 ・摩擦接合の許容耐力 摩擦力はボルト軸力と摩擦係数で求められ、許容耐力は次の式で示されます。 |vny| osh| xsj| fcu| twq| mfl| qsb| vok| tov| eds| coo| mgm| iwj| nqa| cmd| wfb| qwb| ejg| miv| bjc| jcy| juh| ejk| ewm| mrz| uxe| eiu| luj| tys| npr| yek| hwx| raw| zal| yfg| lye| nre| cmy| bfk| czb| oeq| miq| dns| yji| rje| bqz| mrt| jxd| zwu| ofz|