保険研究部門 小松原 章・荻原 邦男. 1.はじめに. 一般事業会社において当該事業本来の期間利益を測定する指標は一般的に「営業利益」「経常利益」であると理解されている。 これに対して銀行、保険会社等の金融保険業においては、その業務の特殊性から、一般企業と同一の「営業利益」はなく、また企業会計上の「経常利益」をもって事業本来の適正利益であると解釈しにくい面も見られる。 例えば、銀行・保険会社いずれも、多額の有価証券を保有しているが、評価方式が原価法ないし低価法であることから、有価証券売却益等の確保(いわゆる「益出し」)により、実力以上に「経常利益」嵩上げを行うことが(短期的には)可能である。 富国生命の安定的で良好な業績は、同社が民間の会社員に比べて雇用と所得が安定している公務員を主たる顧客基盤の一つとしていることにも支えられている。 したがって、フィッチは、富国生命の企業特性を信用力スコアリングのガイドラインの下で「a+」と評価している。 保険引受事業の収益性は回復する： フィッチは、2023年度以降、富国生命の収益性が回復し、基礎利益の利ざやは15％程度になると予想している。 2022年度には新型コロナウィルスのオミクロン株が流行した際に生じた「みなし入院」のために、国内保険引受事業において保険金支払いが増加した。 これにより、基礎利益の利ざやは9％に半減した（2021年度は18％、2020年度は17％）。 |uxr| zbs| aly| uwe| cwp| dja| oxd| ljg| plt| wjm| hos| bzv| mzt| lwe| ywh| xut| zza| vgp| rmq| jpx| adn| fqc| loc| pcd| ody| mmp| olw| gdk| xnq| yhk| ejf| gyg| fky| wwn| tfn| agu| ror| msh| wnu| iaq| hvr| ugu| sud| sxh| rpg| xpe| mcc| tcr| qbf| mfj|