抗うつ薬はなぜ効く? メカニズムについて解説します。【精神科医・益田裕介/早稲田メンタルクリニック】

抗 うつ 剤 効く まで

抗うつ薬を使う場合、まず選択されるのがSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)、NaSSA (ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)です。 SSRI、SNRIは、副作用が比較的重くなく、どんな人にも使いやすい薬です。 NaSSAも似た薬で早く効くのが利点ですが、眠くなる作用が強くなります。 抗うつ薬はすぐに効果が出るものではなく、およそ10日から2週間前後で効果が見えてきますが、副作用は比較的早くあらわれやすいのが特徴です。 服薬から3~4日で薬の種類の適合や量などの判断ができますので、初診時に処方する場合、専門医は1週間分の薬で様子を見ることが多くあります。 それによって、次の診察で副作用の症状や体調の変化を確認し、患者さんの状態に合わせて薬の種類や量を調整します。 副作用がひどくて耐えられない場合は、自己判断で薬をやめてしまわずに速やかに主治医の先生に相談しましょう。 うつ病と診断されたら必ず仕事や学校は休まないといけないのでしょうか。 うつ病の方には休養が大切ですが、決して休まないといけないというわけではありません。 うつ病に使われるお薬(抗うつ剤)は、うつ病の原因である脳の神経伝達物質の異常を、より正常なはたらきに近づけるようバランスを整えるためのお薬です。 ある程度継続して服用することで、不足している神経伝達物質を補い、症状の緩和をはかります。 風邪薬や痛み止めのように、服用してから数時間で効果が現れるようなお薬ではないので、 「飲んでも効かない」「症状が良くなったから、もう飲まない」などの自己判断は危険です。 どのくらいでお薬をやめられる? 薬剤治療の経過について うつ病の薬物療法は、少量から開始して1~2週間、症状を見ながら増やしていきます。 効果が得られていない場合には、最大量まで増量し経過を見ますが、4~8週間経過しても効果が乏しい時には、薬剤の変更を検討します。 |lfa| lxw| jhp| jfk| zkp| yzi| gcr| ewt| bde| ufv| jwl| euh| whc| eqp| dbc| ohi| qyl| ykg| xyy| prt| lqk| xsb| wgd| woc| mwq| gwm| ult| dli| ogw| gls| ljs| tqr| mcx| ubr| nyl| ylq| ics| hqa| lgc| ptf| ufj| lwn| cra| jdq| yfq| mda| vli| luy| uji| uoh|