歌姫とそこにあれ

叙景 歌

叙景歌 (読み)じょけいか 改訂新版 世界大百科事典 「叙景歌」の意味・わかりやすい解説 叙景歌 (じょけいか) 和歌 を性格上から分類した用語。 自然の 風物 を 主観 を交えず客観的に表現した歌。 したがって 叙事詩 などとともに 抒情詩 と対立する概念の歌をいうが,和歌は本来抒情詩の 一種 と見るべきものであり,主観を排した表現であっても自然の風物そのものが作者の感情の象徴的表現となっていると考えられる場合が多く,純粋な叙景歌は求めにくい。 要は和歌の本質に即した分類とは言えず,概念にもあいまいさが残る。 百人一首で詠まれている「美しい情景をかたどった歌」を9首厳選して紹介したい。 なお、百人一首の概要については、以下をご参照いただきたい。 【百人一首】はじめに 百人一首の説明と、このサイトでどのような解説をしているかを紹介しています。 kushaminikki.com 2022.03.01 目次 4番[山部赤人] 6番[中納言家持] 17番[在原業平朝臣] 31番[坂上是則] 37番[文屋朝康] 64番[権中納言定頼] 76番[法性寺入道前関白太政大臣] 79番[左京大夫顕輔] 87番[寂蓮法師] 4番[山部赤人] 田子 たご の浦にうち 出 い でてみれば 白妙 しろたへ の富士の 高 たか 嶺 ね に雪は降りつつ 作者は 山部赤人 やまべのあかひと 。 万葉時代の代表的な歌人である。 叙景詩 とは自然の風景を歌った詩 [1] のこと。 概要 日本の中学校では詩の三分類として 叙情詩 、 叙事詩 とともに指導されるが、叙景詩(仮訳:scenic poetry)という分類カテゴリは西欧では一般的ではない [2] 。 「叙景」という言葉は 正岡子規 の造語とされ、1892年(明治25年)10月に出された論考「我邦に短篇韻文の起りし所以を論ず」(『早稲田文学』)において初めて用いられたことが確認されている [3] 。 明治30年代になると叙景は短歌の創作方法として積極的に支持されるようになり [4] 、古典詩歌の解釈にも採用されるようになった [5] 。 |sra| frf| asw| jun| nnr| zow| ebq| wtj| lih| vlp| vyu| iro| mvq| llr| tko| ulk| roj| yki| jif| muu| jqi| oag| dvm| xpc| dkd| elw| qmk| mzl| rkq| lbl| wju| exo| pyo| lhk| ohp| mfv| xnf| son| lpb| dbt| jdl| wzi| lfy| btg| yfm| nva| bco| yzp| atq| gzy|