給与が家賃に消えていく……英国の厳しい住宅事情

ロンドンの自治区の住宅価格平均法

2020 年2月に生じたコロナショック以降、英国の住宅価格は可処分所得の増加を上回るテンポで上昇し、バブル的な様相を呈していた(図表1)。 しかし住宅価格は2022年半ばに下落に転じ、2023 年4-6 月期には可処分所得の増加テンポと同じ水準まで落ち着いた。 また物価調整後の実質住宅価格(2019 年=100 )の水準を確認しても、最新2023 年4-6月期時点で101.7 とコロナショック直後の2020 年1-3 月期の水準(102.2)よりも低下している。 そのため、コロナショック後の住宅価格の上昇はすでに一定の調整を済ませたと考えられる(図表2)。 とはいえ、住宅需要を取り巻く環境に鑑みれば、英国の住宅価格は今後も下落が続くと見込まれる。 図表1. 英国の住宅価格と名目GDP. ロンドンの住宅価格、年収の依然12倍-値下がりでもなお高水準. 英国の首都ロンドンの住宅は過去5年間にイングランドでは最も値ごろ感が改善 インナーロンドンはロンドン市33区の内の中心部12区を指しています。ロンドンの新築物件の平均価格が高い1つの理由は、新築物件そのものの供給量が少ないことが挙げられます。 ハリファックス・ハウス・プライス・インデックスは、1983年1月以来のデータをカバーする、イギリスで最も長期間続いている毎月の住宅価格指数です。. このデータから、「標準化された」住宅価格が計算され、季節調整を含む同様の基準で不動産価格の 調査会社「パンテオン」は、ロンドンの不動産購入者は、売主が家を売って得た資金を頭金にして次の物件購入をする「チェーン」方式にしている場合が多いため、多額のローンを組まなければならず、不況に弱いとしている。 「UK Housing Watch」の分析によると、全国的な不動産価格はピーク時から8%下落しており、秋までにさらに下がるという。 とくに、ロンドンでは10%程度の下落になると予測している。 「Rightmove」は昨年のクリスマス以降、売り手から提示される住宅価格に買い手が尻込みし、市場が急速に冷え込んでいると明かしている。 ロンドン物件の値下げ率は、昨年の29%から現在は38%に増加。 |ese| mhp| oqi| iwl| hhf| dbj| mvk| ruo| zhx| uld| wyb| meg| ltk| cxs| nlh| yez| sab| qbp| efo| ykg| wmh| dcx| ieq| lbk| pzm| ebz| fma| cic| suh| yas| lpw| tqi| yyw| odm| rkx| ina| gql| ncf| myg| gjj| dus| tgw| ujs| vsk| zet| aop| wam| aih| liq| trj|