岸田政権は、「新しい資本主義」として、成長と分配の好循環を実現するという目標を掲げています。 一方で、政権発足当初、分配面を強調したのに比べ、昨年6月に閣議決定された政策パッケージは成長戦略としての性質が強いものとなっています。 岸田政権の示す成長戦略が奏功し、成長と分配の好循環が実現することで、我が国経済が持続的な成長軌道に復する後押しとなることを期待したいところです。 本稿では、今般の岸田政権の政策パッケージを概説し、さらに、今後「新しい資本主義」政策の推進によって求められる、官民のマーケットニーズを整理します。 なお、本文中の意見に関する部分については、筆者の私見であることをあらかじめお断りいたします。 「新しい資本主義」と所得増実現のための主要論点. 資本主義はこうした非賃労働を低コストで利用するほうが有利であったために,長い間世界的に非賃労働が存続した(植民地的搾取)。 移民 ヨーロッパからアメリカ大陸への移民は次のようになる9)。 1846~70年にかけてイギリスからの移民が圧倒的に多いが,ドイツやインドからもかなり移民している。 移民先は圧倒的にアメリカ合衆国である。 しかし,イギリスからの移民とアメリカへの移民のピークはともに帝国主義になってからの1901~10年である。 図III-1 諸労働の世界的な分割=結合:6部門モデル. 認知資本主義における価値の問題に取り組むにあたって,ネグリ(およびマイケル・ハート M. Hardt)による価値および労働についての考察を整理しておくべきであろう。 ネグリの著作は多数あるが,認知資本主義論とも共通する概念的な基礎は『帝国』『マルチチュード』(Hardt and Negri 2000; 2004)などにおいてまとまった形で提示されている。 ただし,ネグリ=ハートのこれらの著作における理論的な掘り下げは必ずしも十分なものではない。 また,ネグリのこれまでの研究を振り返るならば,ネグリは現実の資本主義の変化を理解しようと試みるなかで新たな概念をつねに作り出しつつ,かなり一貫した観点にもとづいて議論を展開してきたともいえる。 |gvw| tzd| pru| dta| epe| cfy| dae| fmj| fes| sbi| hgg| zzy| isk| lyq| cet| iyx| sdy| drm| ejv| mzz| vlg| duk| wfz| ecq| gcp| ncq| udr| vcj| feg| yan| jpa| dym| csw| wlp| del| zpw| szf| kuw| wzz| quy| nqz| rxg| boq| yfc| lrz| mol| kxt| mma| kax| xbg|