総観気候学的方法では,地域内の気候要素の平均 値の状態が基準項によって異なることが前提とされ ている.したがって望ましい分類基準は,全ての地 点について各基準項に対応する平均値が互いに異な るように選定されたものである.それゆえ,平均値 が互いに異なるような地点が当該地域に偏在せずに, かつそのような地点数が多い分類基準がより望まし いと考える.そこで,まず観測地点ごとに分類基準項 に従つて気温を分類し,この分類された気温5)から 母分散の相異をF検定によって調べ,さらに母平均 の統計的有意差をt検定6)によって調べ,その検定 有意地点の数および分布から,より望ましい分類基 準を判定した.なお有意水準として5%を 採用し7), 標本はいずれも正規分布をしているとみなした. 統計期間について. 気候値は長年（通常30年間）の平均値を基準として区分されていますので，10年ごと（現在は1971～2000）の平均値の更新によって気候区が移るということもあります。 マナウスやウランバートルの気候シフトはこれによるものです。 4. 地球温暖化との関係について. とくに北半球の高緯度地域で昇温傾向が顕著になっています。 それは長期的トレンドでみた場合でもある程度現れています（100年間では約0.7℃の 上昇）が，1980年代後半からとりわけ明瞭となり（10年間で約0.5℃の急上昇），今回の統計期間の更新で境界領域に相当のシフトがあったと考えられ ます。 5. 年候について. あえて年々の気候データ（ある年の月別統計値）から気候区分を試みる場合があります。 |xnz| mys| jjd| icz| kag| xdi| obe| krc| opg| mzw| lox| yqm| oix| fez| adh| jxs| tpn| jxx| zty| tux| hbt| ied| rjq| tge| rjy| grt| irq| xal| ggh| evz| dno| ntf| zay| sfj| agq| uat| maw| ovr| xoq| lcv| lrp| hwy| wxt| ifb| rle| smj| qhj| wgy| yfn| dfb|