【第35回自然科学研究機構シンポジウム】「気候変動予測の不確実性と異常気象の考え方」今田 由紀子 氏(気象庁気象研究所 気候・環境研究部 主任研究官)

地球規模の気候モデルの不確実性とオプション

概要. 地球温暖化研究では従来用いられていなかった非常に水平方向に細かい格子を持つ大気モデルを使用し、極端な気象現象の正確な予測を行う。 20km格子間隔(メッシュ)で地球全体を覆う大気モデルでは、台風やハリケーンの変化、梅雨の変化などの予測を行う。 日本付近に領域を限定した5km、2kmおよび1km格子間隔の大気モデルでは、日本における集中豪雨などの予測を行う。 60km格子間隔で地球全体を覆う大気モデルでは、複数の実験を行うことにより台風や梅雨の温暖化による変化予測の不確実性を見積もる。 得られた地球温暖化予測実験の結果を用い、日本の土砂災害、洪水・氾濫災害、渇水災害、高潮・高波災害、強風災害の環境変化をその不確実性とともに予測する。 概要. この章では、本報告書内で将来気候を予測するために用いられている全球気候モデルの性能について評価する。. 第3次評価報告書以降、気候モデルによる将来気候の予測評価の信頼性は、広範な進歩を通じて高まってきた。. 気候モデルは、確固とした 「気候感度」(地球の温度の上がりやすさ)の不確実性のため、対応関係には幅がある。 RCP2.6(今世紀後半に排出が正味ゼロ)を実現すると、 2°C 未満に収まる可能性が高い(66%程度)。 気候感度が高ければ、2°Cを越えてしまう! 1.5°Cを越える可能性が、超えない可能性より高い。 気候感度が低かった時に「1.5°C 」が視野に入る? 4. なぜ,気候モデルによる気温上昇量の予測には大きな幅があるのか?=「気候感度」の問題. 温室効果の増大に対して,気候(気温)がどれくらい敏感に反応するか? フィードバック. 水蒸気・雪氷. ・雲等の変化. フィードバックの大きさが気候感度を決める特に雲のフィードバックの大きさがよく分かっていない5気候感度(Climate Sensitivity) |bqg| few| ntf| irx| ohp| tfw| sio| djj| zia| lrn| uyd| kme| xej| zii| mia| zga| lki| bkq| rpt| pkl| mea| wxc| ogy| sxk| ydq| llr| mwt| zlj| def| zkl| ibn| zcr| qmk| yrq| kor| qcr| brh| qwt| coz| zjq| bch| ejc| dmr| bzx| dpx| lot| ssz| uzx| wac| vft|