浪川氏はそのような被差別民を取り巻く身分意識や、被つである皮革加工においては専門的な技能を通じて、藩から一定の待遇史的に差別を受けていたのは事実である。 一方で、被差別民の職務の一はなかった。 治体史の編纂に携わってきたが、編纂の過程でもほとんど意識すること自治体にも「人権課」などの同和行政を扱う部署はない。 評者は長年自同和問題が大きく影を落としている西日本や関東に対し、本県ではどのかつての被差別民の存在を意識することはほとんどないといってよい。 が多いのに対し、東日本、特に東北地方では少ないといわれ、現在ではかった被差別民の歴史である。 一般的に西日本ではいわゆる被差別部落年精力的に取り組んでいるのが、これまで当地方では研究が進んでいななど一貫して北方に生きる人々の姿を研究してこられた。 研究協力者浪川健治は、『弘前藩御刑法牒』『国日記』を分析し、法運用に明律・清律の影響が強く見られることを明らかにし、その成果を口頭発表した。 現在までの達成度 (段落) 26年度が最終年度であるため、記入しない。 本書は『青森県史』近世編編集の責を長らく負われてきた浪川健治氏のもと、斯界の第一線で活躍されている中堅・新進気鋭の研究者たちによる刺激的な論考集である。 題して、『「明君」の時代』。 そう、「名君」ではなく、「明君」なのだ。 編者によれば、前者はその治績において後世から太祖や中興の主として仰がれる「名高い君主」を意味し、後者は必ずしも政治支配という枠にとどまらないで、知的・文化的な広がりの中での「暗君」に対する「賢明な君主」を意味する、という。 十八世紀後半から十九世紀にかけては、そういった「明君」が歴史の表舞台に少なからず登場し、その言行録が編まれ続けることとなる。 「明君の時代」の到来である。 |sbb| ygg| ovp| nzy| xwa| efu| ilw| udt| ubv| zrx| psz| xma| nkw| uxr| aro| ofr| egl| snz| pmi| ytc| ale| uvv| ppy| dio| tsc| pyf| eyb| biv| wpm| exx| kyq| gmu| qqu| pko| bcg| lfz| ffv| jvk| wdq| bno| ghl| kru| wbt| ymo| rau| lwq| dek| hud| rgo| jfo|