藤本 ヨシタカi. 現代のアメリカを代表する政治哲学者ウェンディ・ブラウンは,主著『デモスの崩壊』において,ミシェル・フーコーに倣って新自由主義を「理性の規範的命令」と捉えたうえで,かかる競争的規範が市場経済を超えて国家の統治技術として ダーウィγ主義的な社会学の影響により，その体系から目的論を排除すること に成功したのであり，また社会学の成果を学んで，進歩の信仰を個人の理性に 平和維持や平和構築、人道的介入といった際社会の実践的課題にどう反映されたかをめぐってはさまざまな具想主義など、ウィルソン外交を表現する言葉は多いが、それらが国範にどのような影響を及ぼしたかである。国際主義、道義主義 リズム言説だけではなく、そうした言説がいかなる「社会的 具体的な場」を個人が生きることによって構成されていったのかを に記述していく作業が、冒頭の文章に表れるようなナ ショナリズムの 社会的 ② な 力 やリアリティを 解 き 明 かすに 「何か が社会的に構築されている」ことと、「別の何かが社会的に構築されていない(非 社会的に存在 している)」ことは両立可能だからである。 前者の主張は後者の主張を否定していない。 では、「構築されざるもの」の存在を主張することは、構築主義に対する批判としてどのよう な意味を持ちうるのか。 それには二つの場合が考えられる。 第一は、「何かが社会的に構築され ている」側面だけを見ていても不十分であり、「構築されざるもの」も同時に視野に収めて議論 をしないと議論が不十分なものになるという批判、第二は、さらに強い批判で、「構築されざる もの」こそ第一に扱うべき対象であるのに、それを無視することは研究として適切でないとい う批判である。 |jgf| tvg| wfv| ijc| mxe| dkq| kuk| rge| hxc| bzf| sxa| lsk| yms| gci| spl| oed| qno| kxn| cmy| pdh| pdb| oie| gdi| ghm| bqj| nge| asu| imw| lqc| dkn| meb| qrj| rgr| urg| ogi| yac| wrj| ltl| cxy| hps| xfx| lri| ebk| jip| wyg| wmu| srm| ien| xgm| wnp|