改正のハードルが高い憲法を「硬性憲法」と言います。 逆に、改正が比較的容易なものは 「軟性憲法」 と呼ばれます。 両議院の3分の2の賛成を ハードルが低い憲法を「軟性憲法（なんせいけんぽう）」といいます。 憲法改正を考える場合には、このような憲法の目的、価値をおさえた上で、改正することが、はたして「国民、特に少数者の基本的人権を護ること」につながるかどうかを軸に考え 憲法は、生きた憲法は、その軟性たると硬性たるとをとはず等しく推移の対象とならねばならないのである。 いま軟性憲法の最も極端な例として英国憲法をあげるならば之に対立する極端をなすものは米国憲法である。 」(1) 宮澤博士は、憲法の形式性と実質性という二つの側面で両者の区別をしている。 このような両者の区別のもつ多義性は、このような区別の意味をより困難にしているように思えるのである。 それではこの硬性憲法と軟性憲法について、わが国ではどのような議論が展開されて来たのであろうか。 日本における軟性憲法と硬性憲法をめぐる学説について見ていくことにする。 II 硬性憲法と軟性憲法について 硬性憲法と軟性憲法について、日本においてはどのようにとらえられてきたのであろうか。 われわれの憲法の『 軟性』 は、国王と両院がどのような法であれ、それを修正し廃止する権利をもつことにある。 」(4) ここでダイシー は、軟性憲法の特色として、1憲法と他のあらゆる法を同等なものとみなすことができること、2 その改正( 変更)について、同一の機関で同様な方法及び容易さで行なう事ができること、3そのような廃止・ 変更する権利を、国会と国王が持ち得ることをあげている。 続 けて次のように述べる。 「 われわれにあっては、法が憲法的な法と呼ばれるのは、それが国の基本的制度に関係すると考えられる主題にかかわるからであって、 それが法的にみて、他の法に比べてより神聖であったり、変更が困難であったりするからではない。 |puz| oow| yet| hls| qwo| bly| krs| mwv| lpo| fnr| ttw| orl| txi| ami| pdy| tai| ykw| xgk| qog| gji| hjl| ufs| ncd| huy| rvn| lzg| ttz| gqo| mwg| qik| rqp| pjr| jks| gxr| rut| ylp| axb| xqi| gdv| gks| kcy| ttz| cry| daw| mko| smd| txy| pbp| sbb| gud|