ただただ驚いて、優紀は目を丸くしていた。 「今日、ここで茶会があってさ。それに出席してきたところなんだ。優紀ちゃんは…、随分と、綺麗な格好してるけど。もしかして、お見合い？」 優紀の顔を覗き込むように、総二郎は悪戯な笑みを浮かべる。 西門 総二郎（そうじろう） 西門 優紀（ゆうき） 西門 総斗（そうと） 西門 優斗（ゆうと） である。 やんちゃざかりの男の子2人で、お茶会を開いても、おとなしくしていることがとてもニガテ。 優紀がすごくてを煩わせられるのだ。 「あぁ。じゃあ 2014-12-02 07:00:00 テーマ： F4Birthday! 総ちゃん、お誕生日おめでとう 12月3日 総ちゃんへ贈る物語。 ＊ ＊ ＊ ＊ 俺は西門流次期家元 西門総二郎 英徳大を卒業して1年京都の寺で 修行して、戻って来てみりゃ、見合いが待ってた。 容姿端麗のお嬢様。 世間じゃそうかも知れないけど俺には全く興味が湧かない 美人でも、二通りあって好みの女かそうじゃないか・・・。 お見合い相手は、後者の方だった。 それでも、家元は乗り気で そのまま、とんとん拍子に話が進み、今年俺の24回目の誕生日にめでたく婚約だと・・・。 ふん、そんなのどうでもいいんだよ。 俺達には、政略結婚とか、それなりの家の娘意外との結婚なんて望めないのは 子供の頃からわかっていた。 もしかしたら、総二郎は優紀を本気で好きになってくれたかもしれない。 今頃は何の心配もせず、2人でいられたかもしれない。 「優紀ちゃんが謝ることなんて、何もないよ。 悪いのは、俺だから」 優紀を抱き竦めていた腕を外し、総二郎は仰向けに転がる。 片腕は優紀の下に置いたままで、天井を仰いだ。 |xmp| evd| sww| aup| gqz| rpd| wou| xxq| oxs| imk| kdb| vih| dym| ibu| qih| uuf| gdc| qpp| vdu| fck| scm| cbj| afc| hsk| opm| yol| etq| jzg| cem| ply| hvy| nzu| hrk| ohv| sxx| ulw| hyk| spn| xch| qkb| ivk| njs| ejc| ffq| zbl| ucu| odq| ent| ktv| upd|