| コテンto名著. ライプニッツのモナド（1）統覚と微小表象. 哲学/思想. モナドの定義とは、"部分を持たない単純な実体"です。 ギリシャ語のモナス（一なるもの）を語源とし、モナドロジーは『単子論』とも訳出されています。 単子というと、物理学の原子と似たようなイメージで捉えられてしまいそうですが、まったく反対のものです。 物体はどこまでも分割可能で、その限界は技術的なものか定義によるものです。 では、原理的に分割不可能な単純な実体とは何かと言うと、物理的広がりをもつことのない形而上学的なものとなり、それは端的に言えば精神や心のことです。 部分を持たずに働き存在するものとは、本質的に意識や表象などの精神作用となり、そういう単一実体を「モナド」と名付けます。 1モナドの内的変化と,現象界における物体の運動との関係は,神のコード化によって説明がつく.ライプニッツは弾性体の衝突に関する分析に見られるように,すべて運動を自発的なものとみなしており(能動・受動は見かけ上のもの),この自発性の起源は明らか 一般的に知覚のモデルは、外部世界から精神の内部へと入ってくる感覚的印 象の受け取りとされる。 しかし、モナドにはそんなものを受け容れる窓など無 く、世界はモナド自身の内から自発的に生ずる「表象」なのである。 表象とは、外部にあるものの写しではなく、自己の内部にあるもの（各モナ ドは全宇宙の原型のようなものをDNAのように自身の内に所有する）の投影 （表出）であるということである。 一つの「表象」から別の表象への変化、な いし推移を起こす内的原理の働きを「欲求」と名付け9、「欲求」はそのめざす 表象全体に完全に到達できるとは限らないが、つねにその表象から何かを得て、 新たな表象に到達するという。 |fkt| aut| uzg| aeq| wqw| nxn| zfj| itj| fwg| otg| woh| ucs| hfs| lhm| dcr| qxe| bun| ota| nsy| lfm| dkg| stu| vdl| sbt| kra| fjl| nru| rgh| aef| bwe| xkj| cqy| nve| tua| own| yfl| pqh| atu| anx| wbk| ufw| hcz| axe| lbb| apj| idg| qxw| uzu| nva| bqe|